+++ 転生(てんせい)の詩(うた) +++
白い世界の中
あるのは僕の足跡だけで
そこには空も空気も地面も無い
僕はなんで立っていられるんだろう
僕はなんで窒息しないんだろう
何で足跡が付いて来るんだろう
ここは何処だ
僕は誰だ
なぜ ここにいる?
―それは君が望んだからだよ―
不意にそんな声が聞こえた気がした
そして
足跡が薄れて消えて
僕は
落ちる
深い深い 底の無い底へと向かい
今度は足跡も何もない 完全な無の中へ